2021年 メッセージ🍀

NPO法人姫路こころの事業団
理事長 濵中 美喜子
 
2021年が開けました
皆々様は元旦、目覚められた時、どんな感想をもたれましたでしょうか。
テレビやラジオをつけるとコロナの罹患者の数、死亡者の数、緊急事態宣言を発令したものかどうか、経済への影響・・・などなどマイナスのイメージが強く前面に出ていますが
反面、STAY HOMEを強いられているように感じていたサラリーマンの方々の声として
満員電車のすし詰めから解放された、妻や子供たちと一緒にいる時間が増え、家族と楽しむ
工夫ができるようになった、在宅での働き方の工夫次第で一緒に仕事する人たちとの会話も可能であることが実感できた・・・などなどプラスの面も見え隠れします。
まさしく2021年。“1”。 始まりが始まろうとしています。 昨年の思いもかけぬ目に見えないコロナ菌によって今まで当たり前だと疑問さえ持たなかった事ができなくなり、「働く意味は?」「働き方に満足してる?」「お金を稼ぐのはなんのため?」「将来どうなっていくんだろう?」「ほんとは何がしたかったの?」「働ける事に感謝していただろうか?」「家族が居てくれることに感謝していただろうか?」と立ち止まらざるを得ません。
20世紀は戦争の世紀とも言われています。競争と争いと奪い合いをバネに科学技術、産業も発展してきましたが、効率という名の下、そのスピードについて行けない人たちを
“障害”というレッテルをはり、福祉という枠に閉じ込めてきたのではないでしょうか。
それは、私自身も時代の価値観に染まり、その価値観で流れている社会に合わせることが
当たり前として、幸せになれると信じて、必死に生きてきました。
でも未来をつないでくれる子供たち世代、孫たち世代は、この価値観では幸せになれないことを感じ取り、不登校になったり、引きこもったり、自分で”命“を絶ったり、障がいを持って生まれたり、今の社会では自分の存在が活かせないと訴えているのだと感じます。
彼らが希望の光を取り戻し、自分自身にチャレンジしたいという可能性への扉を開くには、ご両親、兄弟姉妹、ご縁のある方たち、自律への支援に携わっている人たちが、彼らの存在への敬意を持つこと、彼らにとって自律への必要な時間を保証すること、信じて待つ“こころ”を根底に持ちながら、“今”できることを焦らず、諦めず、一つ一つ現実に積み上げていくことを、それぞれの置かれた立場での役割を分担し、つながり合っていくことの必要性を強く感じる2021年の幕開けとなりました。
20世紀は、比較、競争、戦い、経済の発展、核家族、個の自由がキーワードとなり、
自ずと人間関係が分断される方向にならざるを得ませんでした。21世紀に入り、いままでの価値観を引きずりながらの20年が経過し、いよいよ今世紀のテーマ「個の違いを認め合いながら、つながり、協力し、一つの目標に向かって協働していく」が動き始めます。
末筆ながら、姫路こころの事業団が今日まで継続できましたのも、たくさんの方々のご理解と御支援の御陰でございます。特に数名の篤志家の方には、十数年というながい年月にわたり、物心両面にて応援いただき、たくさんの試みにチャレンジできました。その成果として、牧野リトリート・フィールド事業部が発足しました。
この場をお借りしまして、心より深く御礼申し上げます。